今日、体験に来られた。お母さんが先に見学に来られ、お子さんを説得して連れてこられた。お子さんは来るのをいやがっていたらしい。すごい緊張してたらしい。新しいところへ行くのは本当にストレスなのはみんなそうだ。特に発達凸凹のある子たちにとっては、自分のコンフォートソーンを出るのは至難の業だ。
そして、体験は始まった。大したことは何もない。宿題の漢字をしただけ。「ここ静かやな。宿題できるわ。」口からぽろっと出た言葉。いつもよりかなりきれいな丁寧な字で書いている。私は静かに見てただけ。間違いを見つけた。間違いを指摘されるのがすごく嫌な子がいる。やさしく声をかけた。「一つだけ間違ってるの見つけてんけど、やり直ししていい?」「はい。」丁寧な言葉遣いだ。そっと消して、直した。
そのあと、立方体を作った。スマイルタイムだ。手先を使って、楽しい活動をする。楽しい活動を通して、SSTを学ぶ。かるたやトランプやボードゲームをすることもある。やさしそうな指導員が笑顔で「これする?」と声をかける。マイクラの立方体。その子は上手に切って、仕上げた。私は、お母さんとお話をした。マンツーマンでいると、特性があるなんて何も感じない。不思議だ。もう帰ろうとするとその子が言った。「絶対ここ行くから。」 「ありがとう♡」